職人という生き方はとても不器用である。
けれども、いぶし銀のような風格が人を魅了する。
鉄道員(ぽっぽや)という地域に根差した職業を代々続いた男の生き方を描いた作品である。
内容もいいですけど、キャストもいいですね。
広末涼子はキレイだし、高倉健は渋いし、志村けんが初めての映画主演とのことだが、
ずいぶんと炭鉱夫という役柄になじんでいた。
支えてくれる人が居たから自分の信念=わがままを貫いてて来たが、広末涼子の前で気を許して心情を吐露する。
廃れていくものに対するノスタルジックな気持ちは誰もが持っている。
ただただ、人の良さと壮大な北の大地に感銘を心を奪われる作品でした。