東京ラブストーリー
つい先日、アマゾンプライムにて最終回が終わりました、東京ラブストーリー 現代版
1991年に放送された東京ラブストーリーをベースにしたリメイクともつかぬ作品である、平成あるいは令和版の価値観と言えよう。
前作のキーワードは「電話のもどかしさ」という当時の恋愛事情をふんだんに盛り込んだ内容が共感を産んだ作品だと思う。
今作のキーワードは「若者の恋愛事情」といったところだろうか。
主人公カンチは社会人歴2年目?で地方から東京へ異動。
そこで指導を受けている上司リカから猛烈なアタック。
と同時に、東京で就職・進学をしている幼馴染との交流で昔の想い出がフラッシュバック。
何というか、最初の方の印象は「受け身な主人公」でした。
年上のお姉さんからのアプローチや、思わせぶりの幼馴染に囲まれてどんどん物語が勝手に進行していく。
この前作との違いに戸惑う人は多いと思います。
しかし、回が重なるにつれて、
成長していくカンチの様子や、リカは素直なカンチに惹かれたのだと理解するようになります。
最終回を見た時は、ああこれはパラレルワールドなんだと腑に落ちました。
当時の恋愛模様を描いたリメイクにしたのではなく、トレンディドラマという枠組みを現代の価値観にカテゴライズ化した作品なのだと理解をしました。
その題材(手段)として、東京ラブストーリーという生き方が選ばれたのだと
なお、出演者の年齢を見て、年齢で驚いたのはリカ役の石橋静河ぐらいですね。
25歳で大人の女性を演じきっていたので、様々な人生経験を積んできたのだなと感じました。
カンチ役とさとみ役は年齢相応だと感じました。
本作が社会人のストーリーなので、あと1,2歳年上でもよかったのかもしれないと思いました。
前作も織田裕二は23,4歳で演じているようですしね。
最近のドラマは見ていなかったのですが、トレンディドラマという枠組みは少ないと思うので、あまり抵抗なく観ることが出来ました。