革靴は不変
先日、ゼルビーノで宮城興業のトランクショーを行っていて、製作しました。
靴に関してはかなり旅をしてきています
スコッチグレイン、リーガル、三陽山長、42nd royal hyland、アシックス
先日のゴルフに続き、靴にも段階があると感じています。
・王道の形を持つ
黒のストレートチップが最も無難な格好です。私も最初はそれから集めました。
・茶色の革靴を持つ
黒に飽きたら、幅を広げるために茶色靴に手をつけました
・カジュアルな形を選ぶ
フォーマルだけを目指すと段々と飽きてくるので、少しずつ形が崩れていきます
私の場合、シングル、ダブルモンク、外羽 セミブローグ、ウィングなどを買いました
・最後はUチップ
靴好きが紆余曲折あっていきつくのは、Uチップではないかと思います。
Uチップは製法上、時間がかかり、ハンドソールかマシンかで縫い目が変わるので
『ああ、この人はいいUチップを履いている』と分かります。
私も42nd royal hylandと今回の宮城興業はUチップにしました
42ndは本当は、ウィングチップが欲しくて行ったものの、Uチップの良さに惹かれて購入しました
また、42ndの exclusiveといわれるラインが存在していて、かなりコスパがいいにも関わらず製作者都合でなかなか生産が出来ていないようです。
Uチップはexclusiveラインのものなので、よく自分に合うものが手に入れられたなと思っています。
そんな背景があるから、必然的に宮城興業のオーダーもUチップ黒色シングルモンクで作りました
私が持っている靴は雨の日用を除いて全てグッドイヤーなのでかなり長持ちします。
1つのものをずっと使い続ける方針になります
ただ、その間もゆるく靴の勉強はしていて、得た結論は靴はトレンドがないから幅広く持てばいいということでした。
黒と茶のストレートチップ各1足にあとは好みで好きなものを選んだら良いと思います。
私の後悔だと、すでに沢山の靴があるので、次に買えるのはまだ先になることです。
黒のストレートチップが二つあるので、1つは違う形にするでしょう(メダリオンやフルブローグもいいですね)
足的には後半の方に購入した三陽山長や42ndの方が足があっています。
これも今までいろいろ購入したから分かることです
今度作る宮城興業は足に合わせてもらっていることと、いつも痛みやすい左足の小指の革を長めにつくってもらってるので、柔らかいらしいです。
他にも思い付く限りだと、鞄、財布、名刺入れ、筆記用具などはトレンドがない印象があります。
皮モノはトラディショナルな素材なので、伝統に忠実となって作っているからかもしれませんね。
移り変わるものよりも、不変なものに価値を置いてみるのもいいかもしれません